【LIBOR公表停止】LIBOR廃止時期はいつ？延期は無い？

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各通貨、各テナーの公表停止時期
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各通貨、各テナーの公表停止時期

2021年3月5日に英当局FCA (Financial Conduct Authority) がLIBORの公表停止時期を正式に発表した。ISDAもそれに合わせてアナウンスとガイダンスを発表している。各通貨、各テナーのLIBORについて、廃止される時期は以下の通り。

USD
- 1W, 2M：2021年12月末をもって公表停止
- O/N, 12M：2023年6月末をもって公表停止
- 1M, 3M, 6M：2023年6月末をもって公表停止されるが、その後もシンセティックLIBORが公表される可能性がある（シンセティックLIBORの公表停止時期は未定）
JPY
- S/N, 1W, 2M, 12M：2021年12月末をもって公表停止
- 1M, 3M, 6M：2021年12月末をもって公表停止されるが、その後も2022年12月末までの1年間、シンセティックLIBORが公表される可能性がある
GBP
- O/N, 1W, 2M, 12M：2021年12月末をもって公表停止
- 1M, 3M, 6M：2021年12月末をもって公表停止されるが、その後もシンセティックLIBORが公表される可能性がある（シンセティックLIBORの公表停止時期は未定）
EUR
- 全てのテナー：2021年12月末をもって公表停止
CHF
- 全てのテナー：2021年12月末をもって公表停止

もともと言われていた期限は2021年12月末であり、ほとんどはその通りとなった。しかし例外として、USD LIBORのO/N, 12M, 1M, 3M, 6Mは1年半だけ延期された。

さらに今後、追加で廃止時期の延期があるかと言われると、それは無いだろう。2021年3月5日の正式発表がこれから先に覆ることは無いと考えられる。