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ざっくり解説

TORFには銀行の信用リスクが入っていない
TIBORには銀行の信用リスクが入っている

TORFは翌日物の金利であるTONAの期間平均を取ったような金利だ。
そしてTONAは無担保コール取引の翌日物金利を平均したような金利だ。
したがってTORFは無担保コール翌日物の市場金利がもとになっている。
翌日物なので、1営業日のあいだ銀行間で資金を貸し借りするので信用リスクはほとんど入っていない。信用リスクとは貸し倒れリスクのことである。

それに対してTIBORは東京の銀行間取引で資金を貸し借りする際の金利である。(実際にはTIBORには2種類あり、東京市場で貸し借りする金利であるDTIBORと、海外市場で貸し借りする金利であるZTIBORがある。以下の過去記事を参照のこと。)
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TIBORは6Mや3Mなど、1営業日に比べればかなり長い期間、お金を貸し借りするので、銀行の信用リスクが入っている。借り手の銀行が6カ月や3か月の間に倒産するとお金が返ってこない。このため、TIBORには銀行の信用スプレッドが上乗せされていると理解するのが自然だ。

したがって、同じ期間、例えば6Mで比べれば、TORF6MよりTIBOR6Mの方が高い傾向になるはずだ。TORFには銀行の信用リスクが上乗せされていないが、TIBORには上乗せされているからである。しかしこのような大小関係は一般論としてそうなるだろう、というだけの話であり、必ず絶対的にそうなるとは限らない。

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