【LIBOR廃止とRFR移行】RFRとOISの違い

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ざっくり解説

・RFRは変動金利インデックス
・OISはRFRと固定金利を交換する金利スワップ
である。

RFRはRisk Free Rateの略で、LIBORの後継金利のこと。
JPYならTONA
USDならSOFR
EURならESTR
である。RFRはオーバーナイトインデックス（Overnight Index、翌日物金利指標）の一種である。

オーバーナイトインデックスは、翌日物金利をもとにレートが決まる金利指標である。翌日物金利とは、今日借りて明日返す場合の金利である。

RFR以外のオーバーナイトインデックスには、
USDならEFFR
EURならEONIA
などがある。

次に、OISは、RFRと固定金利を交換する金利スワップのこと。
金利スワップとは、変動金利と固定金利を満期まで定期的に交換する契約である。変動金利には、従来はLIBORを使っていたが、これがRFRに移行される。
OISの変動金利サイドがRFRだと思っておけばよい。

細かいことを言うと、OISの変動金利は、RFRを一定期間（１年など）複利運用した結果（幾何平均）のレートを支払う。RFRは翌日物金利なので、市場環境によって毎日違うレートが公表され得るが、OISの変動金利はその毎日違うRFRを毎日支払うわけではない。毎日のRFRを複利でロールしていき、一定期間（１年など）で平均してならした（幾何平均）レートを定期的（１年ごとなど）に支払う。