通貨スワップと為替スワップの違い

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通貨スワップと為替スワップの違い

基本的な話になるが、通貨スワップと為替スワップの違いを見ていく。

為替スワップとは

まず為替スワップは、為替スポット取引と為替フォワード取引を合体させて1つにパッケージ化したものである。例えば、

  1. スポットで円を貸してドルを借りる(為替スポット取引)
  2. 6ヶ月後に円を返してもらってドルを返済する(為替フォワード取引)

というものであり、1つ目が為替スポット取引、2つ目が為替フォワード取引である。これら2つを合体させて1つにパッケージ化したものを為替スワップという。

為替スポット取引で用いる為替レートはスポット為替レートだが、
為替フォワード取引で用いる為替レートは取引ごとに決める。フォワード為替レートを用いるとフェアになるが、実際にはフォワード為替以外にも自由に取引ごとに決めることができ、これを予約レートやストライクレートということもある。

重要なのは、スポット取引で用いる為替レートと、フォワード取引で用いる為替レートが異なる、ということだ。

通貨スワップとは

次に通貨スワップは、この為替スワップに、異通貨間の金利スワップを加えたものだ。例えば、

  1. スポット日に円を貸してドルを借りる(為替スポット取引)
  2. 3ヶ月ごとに2回、ドルの変動金利と、円の変動金利足すスプレッドを交換する(異通貨の金利スワップ取引)
  3. 6ヶ月後に円を返してもらってドルを返済する(為替フォワード取引)

というものであり、2つ目が異通貨の金利スワップになっている。

1つ目と3つ目は為替スワップとほぼ同じだが、為替スワップと異なるのは、その構成要素であるスポット取引とフォワード取引はいずれも為替レートとしてスポット為替レートを用いる、という点だ。10年や20年といった長期の取引が多いのだが、その満期に行う元本交換で、為替レートとしてスポット為替を用いないといけないのである。為替スワップでは、フォワード為替レートをベースに予約レートを設定するが、通貨スワップでは問答無用でスポット為替レートが設定されてしまう。

これによって生じる為替リスクと、それに伴うカウンターパーティリスクを軽減するために、インターバンクではMark to Market条項を付けた、MtM通貨スワップがよく取引される。これは、3ヶ月ごとに通貨スワップをロールしていくもので、元本交換の為替リスクが3ヶ月に短縮される。

上記では、通貨スワップとして元本交換ありのものを考えたが、元本交換がないものもある。

  • 元本交換なしで異通貨の変動金利を交換するのを通貨ベーシススワップ
  • 元本交換なしで異通貨の固定金利を交換するのをクーポンスワップ

と呼ぶ。元本交換がない通貨スワップについては、為替スワップと直接の関連はない。

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