バイナリーオプションともいう。
デジタルオプションには2つの種類がある。
⑴キャッシュデジタル(キャッシュバイナリー)
⑵アセットデジタル(アセットバイナリー)
⑴キャッシュデジタルは、権利行使すると、あらかじめ決められた金額のキャッシュを受け取る。
⑵アセットデジタルは、権利行使すると、あらかじめ決められた数量のリスク資産を受け取る。
国内株式オプションの場合、
キャッシュは円であり、リスク資産は国内株式である。
キャッシュデジタルで権利行使すると、決められた金額の円を受け取る。
アセットデジタルで権利行使すると、決められた株数の国内株式を受け取る。
それに対して、ドル円の通貨オプションの場合、
キャッシュは円であり、リスク資産はドルである。
そもそもドル円レートは、ドルという資産の単価を円建てで表示したものであることを思い出そう。
キャッシュデジタルで権利行使すると、決められた金額の円を受け取る。
アセットデジタルで権利行使すると、決められた金額のドルを受け取る。
次回は、デジタルオプションのプライシングについて見ていく。
ブラックショールズモデルでは解析解があるのだが、
市場参加者はブラックショールズモデルでプライシングしていないため、その解析解は使えない。