【金融用語集】アウトライト取引の意味とは?対義語・反対語・逆の用語は?

アウトライト取引とは

金融におけるアウトライト (Outright) 取引とは、将来の買い戻しや売り戻しの条件をつけずに買いっぱなし・売りっぱなしにする取引である。為替や債券のトレーディングで使われる用語で、Outrightは「一回限りの」という意味。

為替の場合、アウトライト取引の対義語・逆の用語はスワップ取引である。

以下では為替を例に見ていく。

為替のアウトライト取引にはスポット取引(直物取引)とフォワード取引(先物取引)がある。スポットは通貨の売買を2営業日後に決済する取引、フォワードは2営業日後より将来(例えば2営業日後から1週間後や1か月後など)に決済する取引である。

アウトライト取引を理解するにはスワップ取引とまとめて覚えるとよい。
為替のスワップ取引は、スポット取引と、それとは逆のフォワード取引をセットで行うものである。

例えば
スポット(2営業日後)でドル買い円売り
フォワード(例えば2営業日後から1週間後)でドル売り円買い
2取引をセットでまとめて契約する、などである。
1週間後にポジションを手仕舞う約束をあらかじめしておくイメージである。この場合、発生する為替リスクは1週間の間のみとなる。

為替のアウトライト取引はスワップ取引の逆で、スポットまたはフォワードのどちらかしか取引しないものを言う。反対売買をセットで契約せず、買いっぱなし、または、売りっぱなしの取引である。

例えば以下の通り。

  • スポットでドル買い円売り
    (しかしフォワードでドルを売り戻さないので、買いっぱなし)
  • スポットでドル売り円買い
    (しかしフォワードでドルを買い戻さないので、売りっぱなし)
  • フォワードでドル買い円売り
    (しかしスポットでドルを売っていないので、買うだけ)
  • フォワードでドル売り円買い
    (しかしスポットでドルを買っていないので、売るだけ)

あわせて読みたい

為替スワップとは | Quant College

【簡単にわかりやすく】通貨スワップの仕組みとは?【為替スワップ+異通貨間の金利スワップ】 | Quant College

【簡単にわかりやすく】通貨スワップと為替予約の違い【わかりやすい解説】 | Quant College

為替予約・先物為替・先物為替予約・為替先物・通貨先物の違い | Quant College

【為替デリバティブ】シンセティックフォワードとは(マルチシンセティックフォワードとは)【オプションを使うメリット】 | Quant College

ドル円の為替フォワードから作る2種類のディスカウントファクター | Quant College

為替スワップポイントと通貨ベーシスの使い分け | Quant College

フラット為替とは | Quant College