実務で使われている金利の期間構造モデルは?

ワンファクターHull-Whiteモデルが多い。

 
期間構造モデルはエキゾチック商品に用いるわけだが、実務でよく見かける金利の期間構造モデルは、以下の通り。
 
・ワンファクターHull-Whiteモデル
・Shifted LIBORマーケットモデル
 
その他には、
・HaganのLGMモデル
・G2++モデル
・Cheyetteモデル
・マルコフ関数モデル
あたりもたまに見かける。
 
以前はLIBORマーケットモデルが多かったが、現在はHull-Whiteモデルの方が多い印象だ。
 
金利モデルの教科書には、多くの期間構造モデルが載っているが、そのほとんどは実務であまり使われていない、という現実がある。
時間がないのであれば、実務で使われていないモデルのページはさっさと読み飛ばせばいいだろう。
 
教科書によく載っているが、実務ではあまり使われていないモデルは、以下の通り。
 
・Ho-Leeモデル
・Vasicekモデル
・Black-Karasinskiモデル
 
上の2つはシンプルすぎて実務での応用に耐えられない。
 
Black-Karasinskiモデルは、昔、主要通貨も高金利だった頃は、けっこう使われていたが、いまやほとんど使われていない。
 
CIRモデルもよく教科書に載っているが、金利モデルとして使うことはまずない。マイナス金利を扱えないからだ。
CIRモデルは実務では、クレジットモデルとして、ハザードレートに対してよく使われている。
 
HJMモデルは必ずといっていいほど教科書に載っているが、これはモデルというよりフレームワークであり、ほとんどのショートレートモデルがこれに含まれてしまう。
HJMのフレームワークはある意味教養として学んでおいた方がいいが、それだけを学んでも、実務で使われている期間構造モデルを習得できるわけではない。

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