EURスワップのRFR移行と、ESTRカーブ生成方法

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解説

EURスワップで一般的に参照されている変動金利インデックスはEURIBORだが、EURIBORは生き残るようだ。

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新しい金利インデックスであるESTRはもうECBが公表を始めており、LCHやEurexなどCCPは来年Q2に担保金利をEONIAからESTRに切り替える予定だ。

EONIAについては、現在すでにESTR+8.5bpで固定されており、2021年末にはLIBORとともに消える見込みだ。

EURスワップションについては、インターバンクで取引されているのは多くがキャッシュセトルIRRだが、フィジカルセトルの場合は、権利行使で発生するスワップはCCPで清算される前提でプライシングされている。

仮に日系金融機関が外資系金融機関と円担保でEURスワップションをやっているとすると、

・スワップション自体の担保金利は円のTONARだが、
・権利行使で発生するスワップの担保金利は、現在はEONIAだが、これがESTRに変わる。

今後はESTRスワップの流動性が高まり、そのクォートを用いてイールドカーブを生成するだろう。

しかし移行期においては、ESTRスワップレートよりもEONIAスワップレートの方が信頼できるかもしれない。その場合、EONIAスワップレートを用いてESTRカーブを作らないといけない。

EONIAはESTR+8.5bpで固定されているから、そのスワップレートからESTRのフォワードレートを抜き出すことができるだろう。

それに加えて、クォートされているEONIAやESTRスワップレートが前提としている担保金利が、EONIAなのかESTRなのかによっても、仕上がりのイールドカーブが異なってくる。

よって、ESTRカーブの生成方法には以下の4つがあり得る。
⑴担保金利がEONIAのEONIAスワップレートから作る
⑵担保金利がESTRのEONIAスワップレートから作る
⑶担保金利がEONIAのESTRスワップレートから作る
⑷担保金利がESTRのESTRスワップレートから作る

⑶はあまりないかもしれないが、あり得ないわけでもないだろう。

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