RFR関連の新しいベーシススワップ: 3種類ある

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解説

金利スワップの変動金利インデックスには4種類あることを前の記事で説明した。

 
⑴Libor
⑵Local Ibor
⑶Old Overnight Index
⑷New Overnight Index
 
⑷がRFRなので、これと何か別の金利インデックスを交換するベーシススワップとしては、以下の3種類があり得ることになる。
 
1、RFR-Liborベーシススワップ
2、RFR-Local Iborベーシススワップ
3、RFR-Old Overnight Index ベーシススワップ
 
1、は例えば
・SOFR-Liborベーシススワップ
・SONIA-Liborベーシススワップ
などである。
Liborがなくなることがわかっているため、このタイプのベーシススワップ取引が今後増えていく、ということは考えにくい。
 
2、は例えば
・Ester-Euriborベーシススワップ
・SOFR-BBSWベーシススワップ
などである。
これについては、Local Iborが生き残る通貨については、今後取引が増えると考えられる。
JPYについては、現在はほぼ取引がないTibor-Tonarベーシススワップが今後増えていくと考えられる。
 
2、はさらに2種類に分かれる。
つまり、クロスカレンシー物と、それ以外である。
クロスカレンシー物は、いわゆる通貨ベーシススワップであり、
・RFR移行によって金利が新しくなった通貨と、
・金利がそのままの通貨
との交換である。
USDとAUDを交換する、SOFR-BBSWベーシススワップがその例である。
 
3、は例えば
・SOFR-FFベーシススワップ
などである。
これは既存のOISを新しいRFRスワップに移行するために使われるため、今後の取引は増えるだろう。
ところがEoniaはもはやEsterに固定スプレッドを加味して計算されており、いわばEsterに<ペッグ>されているので、Ester-Eoniaベーシススワップは意味がなく、取引は増えないだろう。

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