キャッシュセトルIRRスワップション
スワップションの決済方法にも、現物決済と現金決済の2つがある。現物決済はフィジカルセトル、現物決済はキャッシュセトルという。 フィジカルセトルの場合は、権利行使すると実際にスワップ取引が発生し、スワップの満期まで利払いを…
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スワップションの決済方法にも、現物決済と現金決済の2つがある。現物決済はフィジカルセトル、現物決済はキャッシュセトルという。 フィジカルセトルの場合は、権利行使すると実際にスワップ取引が発生し、スワップの満期まで利払いを…
移動対数正規分布と訳されていることもある。洋書ではよく、DisplacedDiffusionと書かれている。DisplaceはShiftとだいたい同じ意味だ。 この分布は、シフトしたら対数正規分布に従うものである。 計算…
いまさらだが、マイナス金利対応について復習しておく。 Black式で金利オプションを評価していると、金利をストライクで割って対数をとらないといけないが、マイナスの対数は定義できないため、エラーを吐いて計算が…
オプションプレミアムの受け払いのコンベンションには大きく分けて2種類ある。スポットプレミアムとフォワードプレミアムだ。 スポットプレミアムは、約定日のスポット日に受け払いするものだ。スポット日は通常2営業日…
金融機関は顧客との間でデリバティブ取引を行うときに手数料を取っている。 教科書に出てくる数式で計算しているのは、あくまでデリバティブの理論価格であって、実際の取引価格ではない。 イメージとしては、理論価格には材料費しか入…
将来に通貨スワップを行う権利を顧客に与える取引について、市場で増えているのは、約定日におけるスポット為替で元本交換し、かつ、通貨ベーシスも約定日における満期三ヶ月の値を用いるものだ。 この通貨スワップションは時価ゼロだが…
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利払い一回の通貨スワップの定額使い放題プランが流行っているようだ。 利払い一回の通貨スワップとは、 ・満期3M ・スポットで円を貸してドルを借りる ・満期で円金利と通貨ベーシスを受けて、ドル金利を払う ・満期で円を返して…
ノンコールのCMSスプレッドオプションのプライシングで一般的なのはSABRモデルとガウシアンコピュラの組み合わせだ。円やユーロなど低金利通貨ではShiftedSABRを用いる。 ここで重要なのは、バニラスワップション、C…
原資産の分布は確率密度関数がわかればいいのだが、これはTodayから満期に向かっていくほど不確実性が増していく。 Todayの確率密度関数はディラック関数である。今日の原資産価格は市場で観測できるため、不確実性がない。確…