【仕組債の仕組みとカラクリ】CMSリンク債の時価評価(プライシング)方法
前回の記事 【仕組債の仕組みとカラクリ】CMSリンク債とは | Quant College CMSリンク債の復習 CMSフローター債などとも呼ぶ。 クーポンは10年など、常に同じ満期のスワップレートを参照する。 元本償還…
現役クオンツが運営する金融工学入門の解説ブログ。デリバティブの仕組みとプライシング(時価評価、価格計算)の方法、金融工学・数理ファイナンス、機械学習をできる限り数式なしで簡単にわかりやすく説明。デリバティブや仕組債の商品性についてメリット・デメリットやリスクを数式なしで直観的に説明。おすすめの本やUdemy講座を感想とともに紹介・レビュー。クオンツの新卒採用・就活や中途採用・転職活動に関する記事まで網羅。
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前回の記事 リバースデュアルカレンシー債とは リバースデュアルカレンシー債の復習 リバースデュアルカレンシー債の特徴は以下。 払い込み元本は円建て クーポンは外貨建て 元本償還は円建て 場合によっては、元本償還に外貨のプ…
バニラオプションの価格の決まり方 ここではバニラオプションを念頭に書いていく。 評価に必要なインプットは以下の通り。 スポット為替 2通貨のイールドカーブ 通貨オプションのインプライドボラティリティ イールドカーブとフォ…
リスクリバーサルとは リスクリバーサルはコールとプットの組み合わせという点ではストラングルに似ている。違いとしては、ストラングルはコールもプットも買いだったが、リスクリバーサルは・コールの買い、プットの売りまたは・コール…
スワップションの分類 今回はスワップションの時価評価方法(価格の計算方法)を確認していく。スワップションは金利オプションの代表格であり、様々な仕組債や仕組預金などにも部品として含まれている。 スワップションの種類は大きく…
ざっくり回答 理由はいくつもあると思われるが、だいたい以下のあたりだろう。・マーケットではスマイルのダイナミクスがスティッキーデルタに近いから・スポット為替が少し動いたところで、クォートされるボラティリティが大きく変化し…
ざっくり回答 オプション価格から逆算されるインプライドボラティリティが、行使価格(=ストライク)によって異なる現象である。実際にマーケットのオプション価格で観測される。 ストライクが現在の原資産価格(ATM)に近いほどボ…
はじめに 過去にいくつかのテーマでおすすめの本を書いてきたので、各記事へのリンクを目次として以下にまとめた。 現状、記載済みの記事は以下の通り。・金融工学の初心者向け・クオンツ 志望者向け 理論編・クオンツ 志望者向け …
はじめに 今回はトレーダーやクオンツ向けに、ボラティリティスマイルと、それを考慮したオプションプライシングを学ぶのにおすすめの本を紹介する。ボラティリティスマイルについては以下の記事を参照。ボラティリティスマイル/スキュ…
ざっくり解説 ファイナンスの教科書で必ず出てくるBlack-Scholesモデルだが、これをプライシングモデルとして使っている市場参加者はいない。 どういうことかというと、BSモデルは、あくまで価格単位の変換公式として使…