モデルと数値計算法は区別せよ
金融工学関連のテキストなどを見ていると、 「オプションの評価モデルにはブラックショールズモデル、二項モデル、モンテカルロシミュレーションなどがあるが」 という記述がよく見られる。このような書き方は誤解を招きかねないと思わ…
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金融工学関連のテキストなどを見ていると、 「オプションの評価モデルにはブラックショールズモデル、二項モデル、モンテカルロシミュレーションなどがあるが」 という記述がよく見られる。このような書き方は誤解を招きかねないと思わ…
EURのテナースプレッドのクォートは独特だ。2-swapというやつで、固定レートの差分でクォートされる。 つまり、3-6スプレッドは、Euribor3Mを参照するスワップと、Euribor6Mを参照するスワップの固定レー…
テナースプレッドは、同じ通貨、同じ金利インデックスの異なるテナーのレートを交換するスワップにおいて、短いテナーの方に乗せるスプレッドだ。USDの3-6であれば、USD Libor3MとUSD Libor6Mを交換するベー…
古典的なHestonモデルでは動かすパラメーターが5つあったが、現代的なHestonモデルではこれを3つに減らす。 確率的な分散を表す確率過程Vの代わりに、Vをその初期値V0で割って基準化したものをモデル化の対象とする。…
Hestonは確率ボラティリティモデルで最も一般的なもので、確率的に動く分散がCIRモデルに従うモデルである。バニラオプション価格が準解析的に出るため扱いやすく、エクイティや為替においてスマイルモデルやプライシングモデル…
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為替フォワードは為替予約とも言われるが、2つの評価方法がある。ここではドル円やユーロ円など、対円の取引を考える。 1つ目は、通貨ベーシススワップなど、金利商品から生成した2通貨のイールドカーブからフォワード為替を求めて、…
続きである。 リバフロスワップションのキャリブレーション対象は、キャプフロアのみではダメだし、スワップションのみでもダメである。 クーポン部分のオプションは原資産がLiborなのでキャップレットとフロアレットのスマイルに…
ざっくり解説 クレジットでよく使われるCIRモデルだが、これにジャンプを加えたJCIRモデルもよく使われる。 ジャンプを加える理由は、CIRではCDSオプションのマーケットボラティリティにうまくフィッティングしないからだ…