目次
はじめに
以前、クオンツ には4種類ある、との記事を書いた。
- デリバティブクオンツ
- リスククオンツ /キャピタルクオンツ
- アルゴトレードクオンツ
- クオンツアナリスト/クオンツFM
(さらに細分化すると、⑴と⑶はそれぞれ、
- フロントクオンツ
- ミドルにいるバリデーションクオンツ
に分かれる。)
これら各クオンツの業務に必要なプログラミング言語は、
- 会社によって違う
というほかない。
しかし一般的な傾向について、知っている限り書いてみると、下記の通り。
⑴デリバティブクオンツ
- ライブラリ開発でC++が必須
- プロトタイプ開発などでPythonもよく使う
- ライブラリを呼び出すアプリ部分のインターフェイス開発のために、JavaまたはC#も使えるとなおよい
- 最近では、C++の代わりとしてRustが注目されているが普及はしていない
⑵リスククオンツ/キャピタルクオンツ
- 統計的推定・検定でPythonまたはRが必須
- ヒストリカルデータを溜めたDBを操るのでSQLも必須
- その他、ちょっとした分析やデータハンドリングではVBAも使われている印象
⑶アルゴトレードクオンツ (Statistical Arbitrage Quant)
- PythonやJavaがよく使われている印象
- 高頻度トレードのエンジン部分となると、とにかく処理速度が求められるため、C++も使えないと困る
- Kdbというデータベースを使うらしく、Kdbを扱うためのQ言語もおぼえる必要がある
⑷クオンツアナリスト/クオンツFM
- 以前はVBAをよく使っている印象であった
- 最近はバイサイドで機械学習の応用が流行っていることもあり、Pythonがメジャーになってきている
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