回答
スキルの度合いにもよるが、そこまで有利にはならない気がする(不利になることもない)。
そもそも採用担当者が競技プログラミングを知らない可能性が高い。知っていたとしてもそのすごさが伝わるかどうかは別問題だ。クオンツの人であれば知っているだろうが、「ただ単に競技プログラミングをやっているだけ」の場合は、あまり有利に働かないだろう。
就活は結局のところプレゼンテーション能力が重要であり、いくらすごいことをやっていてもそれが相手に伝わり、かつ、その会社やポジションで役立つことをうまく説明できないといけない。
プログラマとしてIT企業に就職する場合に比べると、クオンツの場合はプログラミングスキルのみで仕事をやっているわけではなく、数学、分析結果をノンテクニカルに説明できる力、金融に対する興味・関心、などが総合的に必要になる。
中途採用であれば、その現場で使用している言語を使って競技プログラミングでそれなりの結果を出している、ということがわかれば、少なくともプログラミングスキルについては大丈夫だろう、と考えてもらえるため、少しは有利かもしれない。
しかし新卒採用の場合はどうしても「伸びしろ」重視で見られてしまうので、現在持っているスキルよりも、ソフトスキルも含めて今後業務に必要な能力を伸ばしていけそうか、が見られることになる。
身の回りに競技プログラミングをやっている人は多いか?
回答としては、いるにはいるが多くはない。
若手がたまにやっているくらいである。
実務で役立つか?
業務内容によっては役立つ。
特に、計算エンジンの高速化など、アルゴリズムを深く理解した上でパフォーマンスの出るコードを自分で書く、という場合に役立つだろう。
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