金利スワップの変動金利インデックス: 4種類ある

RFRスワップが登場したことによって、金利スワップの変動金利インデックスは4種類が並存している。

 
⑴Libor
⑵Local Ibor
⑶Old Overnight Index
⑷New Overnight Index
 
通貨によっては、
・⑵が存在しない通貨
・⑶と⑷が同じ通貨
もある。
 
 
⑴はご存知Liborであり、近い将来に廃止される。
なお、現在すでに、主要通貨であってもLiborがない通貨もある。AUDやCADである。
EURについては、LiborよりもEuriborの方が一般的であり、Euriborは⑵Local Iborである。
 
⑵Local Iborについては、Liborとは別に存在する、現地特有の金利インデックスのことを指す。
JPYはTibor、EURはEuribor、AUDはBBSW、CADはCDOR、といった具合である。
USDやGBPについては、Libor以外に一般的なLocal Iborはない。
 
⑶Old Overnight Indexは、RFRが登場する前の一般的なオーバーナイトインデックスである。
USDはEFFR、EURはEoniaである。
JPYはTonar、GBPはSoniaだが、これらはRFRとして指定されたので、⑶と⑷は同じである。
 
⑷New Overnight Indexは、RFRのことを指す。
USDはSOFR、EURはEsterである。
 
 
将来的には、⑴がなくなる。
 
⑵については、基本的には生き残るが、今と比べて流動性が増えるか減るかはよくわからない。
Tiborは根強い人気があり、後決め複利RFRが嫌がられているので、むしろ流動性が増える可能性がある。
BBSWは生き残るが、グローバルで金利スワップの変動金利がオーバーナイトインデックスに切り替わることから、それに足並みを揃えてAONIAへの移行が進む可能性も指摘されている。
 
⑶については、⑷の登場によって流動性が下がることが予想される。
通貨によっては、EURのEoniaのように、将来的になくなってしまうものもある。
しかし⑶がなくならない場合は、複数の異なるオーバーナイトインデックスのスワップが並存することになる。

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