LIBOR廃止後のイールドカーブについて: 全体感
こちらもおすすめ 解説 LIBORカーブは現在、ディスカウントカーブとプロジェクションカーブの両方で使われている。 LIBORがなくなるとこれら2種類のカーブがどちらも作り直しになる。 ディスカウントカーブ…
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金利が為替や株価と異なるのは、通貨だけでは原資産が1つに定まらない、という点だ。 為替であれば、ドル円、と通貨ペアを決めれば、原資産が1つに決まる。 株価でも、日経平均、とインデックスや銘柄を…
スワップ評価のイールドカーブにはマルチカーブが浸透している。 それには、 ・金利インデックスとテナーごとに異なるフォワードレート、という意味のマルチカーブと、 ・担保通貨ごとに異なるディスカウント、という意…
以前にも書いた通り、マルチカーブにおける金利パス生成では、あらゆるベーシスが全て確定的と仮定する。 通貨ごとに1つのカーブのみをシミュレーションして、それ以外のカーブは、基準日において観測できるベーシスを足…
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短期ゾーンの割引金利はNDFから作る。この割引金利はドル担保の金利である。 長期ゾーンの作り方は、大きく分けて以下の3パターンがある。 パターンA ドルLiborと交換するエマージング通貨の固定レート、つま…
エマージング通貨のマルチカーブ生成は、使う金利商品やコンベンションが先進国通貨とは異なる。 まず、エマージング通貨は担保通貨になれない。CSA通貨というのは決まっていて、ドル、ユーロ、ポンド、円、スイスフラン、オージー、…
EURのテナースプレッドのクォートは独特だ。2-swapというやつで、固定レートの差分でクォートされる。 つまり、3-6スプレッドは、Euribor3Mを参照するスワップと、Euribor6Mを参照するスワップの固定レー…
テナースプレッドは、同じ通貨、同じ金利インデックスの異なるテナーのレートを交換するスワップにおいて、短いテナーの方に乗せるスプレッドだ。USDの3-6であれば、USD Libor3MとUSD Libor6Mを交換するベー…
日系金融機関においても、大手はほぼマルチカーブの導入が完了しているが、地銀やネットバンクはまだのようだ。これらの銀行も導入を迫られているようであり、どのような点に注意してベンダーシステムをアップグレードすればいいのか、と…