アルゴリズム取引同士は共謀するか?
参照記事はこちら。
Can algos collude? Quants are finding out – Risk.net
Bank of EnglandなどはAI・機械学習を用いたアルゴ取引同士が、互いに共謀することを「学習」する危険性を指摘している。
DP5/22 – Artificial Intelligence and Machine Learning | Bank of England
証券会社などセルサイドが行っているアルゴ取引(アルゴリズムトレード)について、他社のアルゴの挙動を見ながら、アルゴ同士が互いに協力することで顧客を出し抜き、利益をあげている可能性がある、というわけである。
そのようなことが実際に起こるかについて、ゲーム理論を応用して研究しているクオンツもいるようだ。アルゴ取引は人間と違い、互いに会話しなくても共謀を開始できる。今のところ、そのような共謀の存在が実証研究により実証されていないが、シミュレーションベースでは起こり得ることが示されているようだ。
その他の記事
英国の銀行のCVAリスク資本が2022年Q3も上昇しており、2020年のコロナショック以来の高水準となっている。9月23日以降、トラス前首相の税制改革の失敗により、英国の資産価格が暴落したのは記憶に新しい。
UK banks’ CVA charges ballooned by £8bn in volatile Q3 – Risk.net
あわせて読みたい
Risk.net Updates: ターム物SOFRを使用できる条件がわかりにくい | Quant College
Risk.net Updates: OTCドル担保金利のSOFR移行が遅れている | Quant College
【ファイナンス機械学習 解説】著者の解説スライドを日本語でまとめてみる(1/10) | Quant College
クオンツ職の種類:5つある【仕事内容の違いは?】 | Quant College
クオンツの種類⑶ アルゴトレードクオンツ | Quant College