FRTBがゆるくなった
今年になって出てきたFRTBの改訂版では、内部モデルを使うための要件が緩和されている。 リスクファクターがノンモデラブルとみなされてしまう条件が少しゆるくなっており、市場で観測できる頻度がそれほど多くなくても、ノンモデラ…
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今年になって出てきたFRTBの改訂版では、内部モデルを使うための要件が緩和されている。 リスクファクターがノンモデラブルとみなされてしまう条件が少しゆるくなっており、市場で観測できる頻度がそれほど多くなくても、ノンモデラ…
ローカルボラティリティを求めるには、その分子にある、オプション価格を満期で微分したものと、分母にある、オプション価格をストライクで二階微分したものを求める必要がある。これらはどちらも、符号がプラスにならないといけない。 …
Local Volatility Modelは、原資産のボラティリティを原資産に関する確定的な関数としたものだ。 原資産が確率的に動くため、結果的にボラティリティも確率的に動いているように見える。 しかし、ボラティリティ…
今日のスマイルと将来のスマイル ボラティリティスマイルを考慮してデリバティブをプライシングする際には重要な2つの観点がある。 ⑴今日のスマイルにフィットしているか。 ⑵将来のスマイルの動きを表現できるか。 …
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アセットスワップとは アセットスワップとは、債券のクーポンを(変動金利)+(スプレッド)の形に変換するスワップである。この(スプレッド)をアセットスワップスプレッドという。これは債券の信用リスクを、変動金利に乗せるスプレ…
バニラモデルとエキゾチックモデル 以下の2つを混同している人が多い。 (バニラオプションの評価に使う)スマイルモデル (エキゾチック商品の評価に使う)プライシングモデル スマイルモデルは、マーケットのボラティリティをスト…
バニラモデルの業界標準 ボラティリティスマイルをストライク方向に補間補外するモデルには、アセットクラスごとに業界標準がある。 金利スマイルはSABR、為替スマイルはVannaVolga、株価スマイルはSVIである。 いず…
バイサイドのクオンツでは、機械学習に肯定的な人もいれば否定的な人もいる。リスクマガジンの記事では、その両者の意見が紹介されている。 バイサイドで機械学習がよく用いられているのは、大量の取引を執行する際にマーケットインパク…
こちらもおすすめ 解説 リスクマガジンによると、USDはSOFRスワップが増えているといっても、GBPのSoniaスワップに比べると、まだ全然普及していない。 実取引は50くらいで、まだ数えるくらいしかない。 Sonia…