Stub Periodとは:金融における意味

回答

Stub(スタブ)とは、その取引の大多数の利払スケジュールとは異なるイレギュラーな利払期間のことである。Stub Period(スタブ期間)と言うこともある。

例えば、6か月に利払いする金利スワップであれば、通常は全ての利払いが6か月ごとのはずだが、初回のみ3か月間の金利が支払われる、ということがある。

例えば、金利スワップで、
・取引開始日は2020年10月の末日
・取引終了日は2030年12月の末日
・利払いは毎年6月と12月の末日
・ただし初回利払日は2020年12月の末日
というような場合を考える。

初回の利払いは12月末日なので、10月から12月までの2か月間の金利が支払われる。しかしその後は6月と12月に利払いされていくので、全て6か月間の金利である。この場合、最初の2か月の付利期間がStub Periodになる。

このとき、通常の付利期間が6か月で、イレギュラーな付利期間すなわちStub Periodが2か月なので、通常の付利期間よりもStub Periodの方が短い。このようなStubをShort Stubという。
逆に、通常の付利期間よりもStub Periodの方が長い場合、Long Stubという。
Short Stubの方がよく見かける。

上の例であれば、最初の付利期間がStubになっているので、このようなStubをFront Stubという。
逆に、最後の付利期間がStubになっている場合、Back Stubという。

したがって、上の例はFront Short Stub Periodである。

Stubは金利スワップに限らず、債券などでも見かける。

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