FVAはエクスポージャーにファンディングスプレッドをかけたものの合計で出るが、これらに各時点の生存確率をかけるかどうかで市場慣行が分かれている。
・生存確率はかけない
・カウンターパーティの生存確率をかける
・カウンターパーティと自社の双方が生存する確率をかける
と大きく分けて3パターンがある。Gregory本によると、市場ではだいたい1つ目と2つ目に二分されており、たまに3つ目の対応が見られるようだ。
これらの使い分けは、デフォルト時に、ファンディングコストあるいはファンディングベネフィットを、クローズアウト金額に含むかどうかで決まるようだ。
システムによっては、上の3パターンそれぞれについて、FCAとFBAを出せるようになっている。つまりFVA関連で値が6つ出てくる。オープンソースのOpenRiskEngineでもそうなっている。
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