こちらもおすすめ
【初心者向け】CVAモデルの体系的まとめ | Quant College
【初心者向け】CVAの体系的まとめnote | Quant College
LIBOR廃止とRFR移行のまとめ | Quant College
【随時更新】CVAなどのXVAを勉強するのにおすすめの本:5冊 | Quant College
解説
条件付CVAや無条件CVAという用語に出くわすことがあるが、これは何のことはない、First To Defaultを考慮するかしないかの違いである。
・条件付CVAはFirst To Defaultを考慮する
・無条件CVAは考慮しない
ということである。
条件付CVAはさらに2つのパターンに分かれる。
・カウンターパーティと自社のデフォルト相関を考慮する
・カウンターパーティと自社のデフォルト相関を考慮しない
の2つである。
実務ではデフォルト相関を考慮せずに簡便的に計算している場合が多い気がする。
デフォルト相関を考慮しない場合は、
条件付CVAと無条件CVAで異なるところは、
・条件付CVAの場合には、自社の生存確率を乗じる
という点だけである。
自社がまだデフォルトしていない、という条件が付くわけである。
条件付DVAも同様で、
・無条件DVAの計算式でシグマの中にカウンターパーティの生存確率を乗じる
だけである。
よってかなり実装は容易だ。
デフォルト相関を考慮する方法としては、簡便的なものとしては、
・ハザードレートのブラウン運動の瞬間的な相関として考慮する
というものがある。
この相関パラメーターをどう推定するかが問題になるが、CDSスプレッドのヒストリカル相関を用いるくらいしかないだろう。
こちらもおすすめ
【初心者向け】CVAモデルの体系的まとめ | Quant College
【初心者向け】CVAの体系的まとめnote | Quant College