FX TARFの具体的な商品性

FX TARFの典型的な商品性は例えば、以下の通り。

 
・満期3年
・毎月1回、その時点のドル円為替レートに依存するキャッシュフローが発生
・キャッシュフローは、ドル円レートが110以上であれば、銀行が顧客に、ドル円レートと110の差分にドル元本をかけた円金額を支払う
・逆に、ドル円レートが105未満であれば、顧客が銀行に、110とドル円レートの差分にドル元本の2倍をかけた円金額を支払う
・ただし、銀行が顧客に支払った金額が、あらかじめ定めた金額を超えたらそこで取引を終了する。
 
つまり銀行は、ドルコール円プットオプションの買いと、ドルプット円コールオプションの売り、になっている。
 
さらに、ドルプットの方には、追加の条件が2つ付いている。ギャップ条項とレバレッジ条項である。
 
1つ目は、ギャップ条項であり、110ではなく105を下回ったらやっとキャッシュフローが発生する、というものだ。つまり、110を下回ればインザマネーなのだが、それよりもさらにインザマネーにならないとキャッシュフローが発生しない。しかし、ひとたび発生すると、一気に大きなキャッシュフローが発生することになる。
 
2つ目は、レシオ条項やレバレッジ条項というやつで、2倍の元本に対してキャッシュフローが計算される。つまり、ドルコールのサイドよりもドルプットサイドの方が元本が2倍になっている。銀行からしたら、ドルコールを1単位買って、ドルプットを2単位売っていることになる。このようなTARFのことをレシオフォワードと呼ぶこともある。

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