Risk (Feb 2017)
・Bank risk manager of the yearをSG CIBが受賞。
・独自に開発したStressTestの手法(VCAST)を用いて、BrexitとAutocallableマーケットの混乱にうまく対処。
・VCASTとは、Volatility Convexity Adverse Stress Testの略で、特徴としては、VannaやVolgaなど非線形リスクを考慮していること、Liquidity Horizonが通常のストレステストに比べて長いことの2点。
・ヘッジコストが高騰し、ヘッジ運営が困難となるのは、非線形リスクの顕在化と、流動性が枯渇した場合。
・VCASTでは非線形リスクが考慮でき、Liquidity Horizonが長いことにより早い段階で手を打ち始めることができる。
・早いうちから流動性が枯渇することを想定に入れて、ヘッジコストが高騰する前に、あらかじめヘッジ取引を仕込んでおいたのか?
・ストレス時に非線形リスクが重要なのは明らかなのに、従来のストレステストではなぜ十分考慮できていないのか?
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