邦銀による海外プロジェクトファイナンスのCVA

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解説

邦銀はプロジェクトファイナンスに紐付くデリバティブを、けっこう無担保で行なっているようだ。

 
 
 
最近は邦銀も重い腰を上げてCVAを導入し始めた。
 
その中で、上記のような無担保デリバティブがプロジェクトファイナンス関連で積み上がっており、そのCVAがかなり大きく出てくるらしい。
 
デリバティブとしてはプレーンな為替フォワードや通貨スワップなどだが、元本も大きく満期も長い無担保デリバティブ なので、CVAに与える影響は大きい。
 
 
 
どうして邦銀ばかりがプロファイのデリバティブをやっているかというと、外銀はCVAを導入済みだったので、このような大きなデリバティブを無担保でやりたくなかったらしい。
 
それで、まだCVAを導入していなかった邦銀を矢面に立たせて、無担保デリバティブを組ませ、邦銀はそれにまんまと引っかかってしまったわけだ。
外銀自身はというと、その裏で邦銀のヘッジのデリバティブを有担保でやって、薄くさやを抜いているようだ。
 
 
 
プロジェクトファイナンスのカウンターパーティには対応するCDSがなく、デフォルト確率の計算にはプロキシースプレッドを用いるしかない。
 
その場合インプットになるのは、カウンターパーティの格付け、地域、業種である。
 
格付けについては、銀行の行内格付けから、外部格付けにマッピングすることで決定されるだろう。
 
 
 
回収率については、プロジェクトファイナンスのCVAの場合は通常の事業法人相手に比べて、高い値を用いることが多いようだ。
 
CDSのマーケットクォートで前提とされている回収率は、40%や35%だが、プロジェクトファイナンスのCVAで用いる回収率は70%や80%とかなり高い。
 
これは、
・プロジェクトファイナンスのバックには国家が付いているからだとか、
・実際に実現した回収率を反映するとそうなるんだとか、
・とにかく外銀はそうやっているんだとか、
いろんなことが言われている。
 
 
 

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